| 配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2010年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2009年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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| 研究概要 |
本研究の目的は,電気自動車の独立4輪駆動を行うため1組の5レグインバータまたは4レグインバータで2台の三相交流電動機のトルクと速度を独立に制御できる方式を開発して,電気自動車駆動推進システムを確立することである。最終目標は2組の5レグインバータまたは4レグインバータで電気自動車の4個の車輪を独立に駆動できる4輪完全独立駆動システムを構築して,電気自動車独特の新しい操作機能をもつ駆動方式を確立することである。
5レグインバータおよび4レグインバータとその制御システムを研究開発して製作し, 2ACモータの独立駆動実機実験を行うことができた。これらのインバータシステムを2セット使用して電気自動車の4輪独立駆動が可能であることをシミュレーションおよび実機実験で確認した。まず, 5レグインバータおよび4レグインバータで2台の三相誘導電動機を独立に速度制御が可能なPWM制御法の拡張2アーム変調法を考案して開発し,諸特性を明らかにした。次に,同インバータで2台の三相永久磁石形同期電動機の位置・速度が独立に制御可能なPWM制御法を開発した。このPWM変調法をさらに改善して空間ベクトル法を導入し,制御性能の改善を図った。一般に,電気自動車駆動には誘導電動機あるいは同期電動機を用いており,この2種類の交流電動機に適用可能な5レグインバータおよび4レグインバータのPWM制御法を開発して実機実験で検証して,所期の目的を達成した。本研究で得られた多くの成果はアメリカ, IEEEおよび日本,電気学会等の論文誌に掲載され,さらにIEEE主催の関連する多くの国際会議に発表し高い評価をえた。
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