配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2011年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2010年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2009年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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研究概要 |
近年地球温暖化に伴って拡大傾向にある水害が,省エネと居住性改善をめざして断熱気密性の高められた住宅へ及んだ場合に,建物と居住者の健康が被る影響について,アンケート,実測調査等により明らかにし,的確な対策立案に資する知見整備を行った。アンケート調査から,浸水後の住宅において,高湿度感,カビの発生,健康の悪化が有意に見られる結果となり,浸水の室内環境の影響が示唆された。更に実態調査においては,床下における付着真菌及びVOC濃度が浸水住宅の方が高い値を示した。また、コンクリート試験体を用いた実験とシミュレーションにより、放湿・乾燥の状況を把握・予測するための知見を蓄積した。
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