研究課題/領域番号 |
21360337
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 神戸大学 (2010-2011) 京都大学 (2009) |
研究代表者 |
田中 克志 神戸大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30236575)
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研究分担者 |
岡本 範彦 京都大学, 工学研究科, 助教 (60505692)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2010年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | 不定比化合物 / マグネリ相 / シアー構造 / 低次元電導体 / 熱電材料 / 熱電変換材料 / 量子井戸 / 低次元化合物 |
研究概要 |
本研究では,シアー構造を持つ欠陥の導入によって電気伝導を示すようになることが報告されている酸化物半導体(具体的には酸素欠損型TiO2)について,電気伝導特性,熱伝導性の詳細を調べることで導電性の面欠陥を持つ材料を熱電材料として利用する可能性を明らかにした. 酸素欠損型TiO2においてZTの最高値として0. 12を得ることができた.これは通常の方法で焼結した酸化物としては非常に高い性能である.この高いZT値はシアー構造部で熱フォノンが強く散乱されていることによっていることが明らかとなり,熱フォノンの散乱源を熱処理という簡便な方法で大量に導入することが可能であることが示された.
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