配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2010年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2009年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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研究概要 |
燃料電池等に使用される実用的な粉体電極触媒が二次元平板電極と異なる要因として,その三次元的不均一ナノ粒子構造があげられる。本研究では,電極反応を生ずる反応場としての三相界面の高機能化に向けて,触媒微粒子の大きさ,粒子間距離を独立制御した電極触媒アーキテクチャーを作製し,それを使用した電極反応に関する研究を行った。また,粉体触媒の立場からも,それを用いる膜電極接合体(MEA)ならびに燃料電池に関係する研究を推し進めた。具体的には,(1)マスクファブリケーションによる電極の作製,(2)マスクファブリケーション法を応用した電極触媒劣化のex-situSEM観察,(3)走査型電気化学顕微鏡によるH_2O_2副生の研究,(4) DMFC三相界面高性能化のコンディショニング,(5)メタノールと酸素共存下の反応選択性について研究を行った。結果的に,本事業の遂行により平板電極と粉体触媒電極のギャップを埋める研究が進展した。
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