配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2011年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2009年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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研究概要 |
1-メチルナフタレンの水素添加反応のための水素ディストリビューター型膜反応器の開発を行った.反応温度250℃,水素圧0.8 MPa,液相圧0.6 MPaの反応条件において膜反応器の運転を行い,フィード溶液を流通循環する方式を採用した.その結果, 1-メチルナフタレン濃度が10mol%となるようにデカリンを溶媒として混合した溶液をフィードとしたとき,接触時間2分で転化率10%を達成した.従来のバッチ式反応器でこのような水素添加反応を行う場合は,液相に水素を溶解させる必要があったため2 MPaあるいはそれ以上の反応圧力下で反応を行わなければならなかったが,水素ディストリビューター型膜反応器を用いることで,低圧でも水素添加反応が実現できることが示された.
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