研究課題
基盤研究(B)
(1) GID1のX線構造解析結果に基づく活性型GAの再定義昨年に引き続き、変異型GID1を作成し、in planta, in vitroの活性を調べた。シダにおいて特徴的なアミノ酸を持つようにイネの受容体に変異を入れたところ基質特異性が変化し、その形質転換体においても異なるジベレリンの親和性を示した。(2) リッドの開閉の変化した受容体の変異体の解析リッドの開閉が変化した変異は、アラビドプシスのAtGID1bの特徴とよく似ていることが明らかになった。したがって、アラビドプシスのAtGID1bについても解析を進めた。その結果、アラビドプシスにおいて根が地上部と比べてジベレリンの感度が高いのは、AtGID1bによる寄与によることを明かにした。(3) カニクサのGID1受容体のホモログの単離、解析特殊なシダ類(カニクサ等)では、ジベレリン様化合物が造精器誘導物質であることがわかっている。そこで、カニクサよりジベレリン生合成遺伝子を単離し、発現解析を行ったところ、それらが造精器誘導物質生産に関与することが示唆された。
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