研究課題/領域番号 |
21370095
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
田村 宏治 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (70261550)
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研究分担者 |
横山 仁 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教 (90455816)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2011年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2010年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2009年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 両生類 / 器官再生 / 形態形成 / エピジェネティクス / Hox / トランスジェニック動物 / エンハンサー / 細胞内シグナル伝達 |
研究概要 |
形態再生不全のもう一つの要因がHoxA遺伝子群の発現調節異常にあることを見出し、その発現異常が細胞の性質や細胞分化に影響を与えることを示した。とくにその影響はHox遺伝子の発現量の低下によること、またその異常は細胞の接着性に影響することなども見出した。またその上流で働く遺伝子カスケードの候補としてRAシグナリングの解析を行い、そのつながりについて考察し論文として発表した(Ohgo et al.,2010)。また、本研究課題遂行内容全体から得られた新しい概念として含めた。とくに脊椎動物全体において、再生能力がエピジェネティックな制御とジェネティックな制御の両方により調節されている可能性、その中で魚類の再生能力が最も手本とすべき再生である可能性、などについて考察した。これらの内容は総説としてまとめ発表した(Tamura et al.,2010)。 このほか、四肢の形態形成やパターン形成のメカニズムがどのように変更されることによって、器官の形態が変わるかについて四肢発生系を用いて実験し報告した(Sato et al.,2010. Uejima et al.,2010)。これらは、上記の総説においてパターン再生のメカニズムの考察における着想のもととなる、有意義な発見知見であった。
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