研究課題
基盤研究(B)
ポックスウイルス科アルファエントモポックスウイルス属のドウガネブイブイ昆虫ポックスウイルス(AcEPV)の全ゲノム塩基配列(約246kb)を解読した。この属のウイルスとしては初の全解読である。ゲノムの特徴としては、両末端の逆方向繰り返し配列が野生型のポックスウイルス中最長であり、この属のゲノムサイズの定説より小さい点等が挙げられる。ゲノム中タンパク質をコードする可能性のある配列(ORF)は約250個あり、その中には昆虫のウイルスでは初めてセルピン系の免疫系タンパク質を発現する可能性のある配列が見つかった。また、AcEPVの生産するウイルス農薬病原力強化タンパク質フゾリンの遺伝子を酵母発現系に組み込んだ。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)
JARQ
巻: Vol.43, No.4 ページ: 289-294
130002147842
Japan Agricultural Research Quarterly (JARQ) 43
ページ: 289-294
Insect viruses : Detection, characterization and roles(Nova Science Publishers)
ページ: 1-186