研究課題/領域番号 |
21380046
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物栄養学・土壌学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木村 眞人 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20092190)
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研究分担者 |
村瀬 潤 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 講師 (30285241)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2011年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2010年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2009年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | g23遺伝子 / g20遺伝子 / psbA遺伝子 / T4型ファージ / DNA-SIP / 多様性 / 微生物循環 / 水田土壌 / SIP法 / 水田 / 根冠細胞 / ファージ / 細菌 / 感染率 / ^<13>C標識カルス / 安定同位体標識法(SIP) / 変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE) / 死亡率 / カプシド遺伝子g20 / ウイルス / カプシド遺伝子g23 |
研究概要 |
本研究においては、水田土壌中でのバクテリオファージ(ファージ)の役割を生元素循環における役割として取らえ、溶菌ファージの細菌細胞への感染の程度の評価と13C標識植物遺体の分解に伴うファージDNAの^13Cによる標識の確認を行った。なお、新鮮および乾燥した13C標識水稲カルスをそれぞれ根冠細胞および植物遺体のモデル物質として使用した。また、ファージ群集における遺伝子多様性・新奇性は、各種の土壌中のファージ遺伝子g23, g20, psbAの塩基配列を海洋や湖沼から得られた塩基配列と比較し評価した。溶菌ファージの細菌細胞への感染率は、海洋や湖沼でこれまでに報告されている感染率に比べてはるかに高かった。また、13Cで標識されたg23、g20クローンが得られたことからファージ群集は水田土壌中での生元素循環において微生物循環の重要な担い手と判断した。また、土壌中から得られたg23クローンの多様性は海洋や湖沼中に比べてはるかに高く、多くの塩基配列は海洋や湖沼のg23塩基配列とは異なる土壌に特異的な塩基配列であった。さらに、水田表面水中のg20、psbA塩基配列は陸水中のものに類似し、土壌中のg20塩基配列は、表面水、海洋や湖沼とは異なるものであった。
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