研究課題/領域番号 |
21380106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 勉 北見工業大学, 工学部, 教授 (20125389)
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研究分担者 |
玉井 久司 広島大学, 工学研究科, 准教授 (40106802)
喜多 英敏 山口大学, 理工学研究科, 教授 (10177826)
田中 一宏 山口大学, 理工学研究科, 准教授 (30188289)
岡崎 文保 北見工業大学, 工学部, 准教授 (10213927)
斎藤 幸恵 (斉藤 幸惠) 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30301120)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2010年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2009年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | バイオマス / 再生可能エネルギー / ナノ材料 / 鉄触媒炭化 / 二元機能ナノ炭素 / 導電性フィラー / 高分子液相吸着能 / 電気二重層キャパシタ / 分離膜 |
研究概要 |
針葉樹、広葉樹にFe原料塩を水溶液含浸で金属として3wt%添加し、850℃-1h炭化を行った。500℃以下で生成する軽質タールとこの温度以上で発生する可燃ガスの燃料品質及び結晶性メソ孔炭素の導電性フィラーと高分子液相吸着性能を詳しく調査した。先行する900°C-1hのニッケル炭化と比較した結果、このFe触媒炭化法の機能性炭素と流体燃料を併産するウッドリファイナリー法としての実操業有望性が実証された。このことに関係して、Fe原料塩として硝酸塩より酢酸塩が環境負荷の点から適当であると判定された。さらに、500℃のFe一次炭の新しい用途として電気二重層キャパシタ電極炭素としての適性が700- 900℃CのKOH賦活を行って調査された。量子ドットとして存在する木炭中のFe超微粒子はKOH賦活中にメソ孔を効果的に発達させるので、この目的の市販活性炭より高い電極性能を発揮した。従って、このFe木炭由来電極は実用性が高いと判定された。
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