研究課題
基盤研究(B)
ポプラやトガサワラなどの培養細胞を用い、培地条件などを検討することにより、有縁壁孔やらせん肥厚をもつ管状要素が観察され、培養細胞から二次木部様細胞を直接誘導することに成功した。また、スギの針葉由来の懸濁培養細胞から管状要素をin vitroで誘導することに成功した。さらに、培養細胞内に存在する微小管およびアクチンの配向や局在をGFP融合タンパク質発現法で観察したところ、微小管の局在が壁孔の形成位置と良く一致していた。細胞分化の制御に細胞骨格の立体的な配向が密接に関与しているといえる。
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