研究課題/領域番号 |
21380125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
萩原 篤志 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (50208419)
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連携研究者 |
阪倉 良孝 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20325682)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2011年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2009年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 動物プランクトン / 餌料生物 / 仔魚飼育 / 行動 / 餌料系列 / 摂餌選択性 / 成長 / 生残 |
研究概要 |
天然域での採集や、実験室内での選抜や交雑を通じて得た各種動物プランクトンを材料とし、それらを餌料生物として5種の海産魚の仔魚に給餌した。その結果、アルテミアより体サイズ範囲が広い汽水産ミジンコの給餌によって、ヒラメ仔魚の成長が向上することがわかった。また、口径の小さいマハタ、メガネモチノウオ、アカハラヤッコや、咽頭径が小さいニホンウナギは、超小型ワムシ類のProales similisを摂餌して消化することが可能であった。このとき、仔魚の成長にともなって、大型で遊泳力の大きい餌料を選択的に摂餌し、これらに基づいた餌料系列の活用によって仔魚の成長と生残が大きく改善され、消化酵素活性から判断した活力も向上することが確認された。P. similisは、市販の栄養強化剤で二次培養することによって、シオミズツボワムシと同様、高度不飽和脂肪酸(EPA, DHA, AA)の栄養強化が可能であり、量産培養も可能であることがわかった。
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