研究課題
基盤研究(B)
ブロッコリーの品質低下の主要な原因は、部分的な花蕾部の黄化である。そこで本研究では、ハイパースペクトルカメラで二次元分光反射/吸収スペクトルを測定し、統計解析を行うことにより、部分的な花蕾部の黄化速度や黄化が早い部分を予測した。ニューラルネットワークにより黄化速度予測モデルを構築した結果、相関係数0.99、予測標準誤差は5.4x10-5 mg/gの水準で予測可能であった。さらに、花蕾部から抽出したミトコンドリアの分光分析を行った結果、シトクロムcオキシダーゼに起因する440 nmにおける光吸収が認められた。このことから、当該波長における光吸収が、黄化速度予測に貢献していると考えられた。
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