研究課題/領域番号 |
21390010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
佐々木 均 長崎大学, 病院, 教授 (00170689)
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研究分担者 |
藤 秀人 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(薬学), 教授 (90346809)
川上 茂 京都大学, 薬学研究科, 講師 (20322307)
黒崎 友亮 長崎大学, 病院・薬剤部, COE研究員 (00582016)
北原 隆志 長崎大学, 長崎大学病院, 准教授 (30380934)
兒玉 幸修 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (50448510)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2011年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2010年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | ドラッグデリバリー / 遺伝子 / 癌 / ナノ材料 / 遺伝子デリバリー / 葉酸 / グリチルリチン / Drug delivery system / 生体適合型ベクター / 生体分解型ベクター / 自己組織化 / 遺伝子導入技術 / 静電的相互作用 / 低分子リガンド / カチオン性遺伝子ベクター / ナノ微粒子 / 遺伝子導入 / アニオン性高分子 / γ-polyglutamic acid / chondroitin sulfate |
研究概要 |
静電的相互作用を基盤とした自己組織化ナノデバイスの開発を行った。遺伝子をモデル薬物として、カチオン性高分子やアニオン性化合物の混合比率や調製手順を変えることで安定なナノデバイスを調製できた。健康食品や医薬品に用いられているγ-polyglutamic acid、N-lauroylsarcosine、グリチルリチンなどをアニオン性化合物として組み込んだナノデバイスは、細胞毒性や血液毒性を示さず、高い細胞内取り込みを達成できた。これらのナノデバイスをマウスに投与した結果、成分の違いにより各々脾臓、肺臓、肝臓等に選択的遺伝子発現を示した。さらに、ナノデバイスの大量生産が可能で凍結乾燥できることを確かめた。以上、本研究では安全な新規素材を用い、核酸医薬品を含めた高分子医薬品等を細胞内へ安全に効率よく導入できるナノデバイスを開発し、治療目的別の製剤を整理するとともに、対応する製剤技術を明らかにした。
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