研究課題/領域番号 |
21390020
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 信行 京都大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (10110610)
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連携研究者 |
三宅 歩 京都大学, 大学院・薬学研究科, 講師 (40346044)
小西 守周 神戸薬科大学, 薬学部, 准教授 (00322165)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2011年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2010年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2009年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 分子生物学 / 分泌性因子 / 形態形成 / 遺伝子 / ゼブラフィッシュ / マウス |
研究概要 |
2種類の新規な分泌性BMP antagonist遺伝子を発見し、Brorin, Brorin-likeと名付けた。これら分泌性因子はその構造は類似していることから、その機能的類似性が予想された。また、これらの遺伝子はヒト、マウス、ゼブラフィッシュなどで見出され、脊椎動物に共通した遺伝子である。 Zebrafish BrorinとBrorin-likeはいずれも受精後16時間から腹側視床において発現が認められた。その発現様式はいずれも類似していた。受精後24時間では前交連や、後脳の神経節、松果体、下垂体など脳神経系特異的に発現していた。その発現は受精後36時間胚においても持続していた。BrorinとBrorin-like機能阻害胚の形態観察を行った。いずれの機能阻害胚も前脳の萎縮および脳室の膨張などの脳の形成異常が認められた。 Brorin, Brorin-likeはいずれも脳・神経系で高発現発現していた。マウスにおける、Brorin, Brorin-likeの生理的役割を明らかにするため、Brorin/Brorin-like二重遺伝子欠損マウスも野生型マウスと外見上に大きな差はなかった。しかし、その脳を詳しく解析したところ、アストロサイトの過形成が確認された。これらの結果から、Brorin, Brorin-likeはアストロサイトの形成を抑制していることが明らかになった。
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