研究課題/領域番号 |
21390130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉開 泰信 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (90158402)
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連携研究者 |
山田 久方 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (20363369)
柴田 健輔 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (50529972)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2009年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 感染免疫 / 自然免疫CD4+T細胞 / CD30L / Listeria monocytogenes / IFN-gamma / 感染防禦 / IL-12/IL-15 / 自然免疫T細胞 / CD301 / IL-17 / 炎症性腸疾患 / 腸内細菌 / IL-2 / IL-15 / HY特異性CD8T細胞 / リステリア感染 / キラー活性 / γインターフェロン / 負の選択 |
研究概要 |
免疫していなくともでもあらかじめ記憶細胞の特徴を有し、感染防御の自然免疫として働くTリンパ球が生体内に存在する。これらのリンパ球は自然免疫LITリンパ球(innate T cell)とよばれ、通常のTリンパ球(conventional T cell)と区別される。自然免疫LITリンパ球のなかでVγ6陽性γδ型T細胞が胎生早期の胸腺ですでにIL 17産生能を獲得していること、その分化のマスター因子としてNotch-l/HESl経路が必須であること,またこの自然発生IL-li産生γδ型T細胞の自然免疫としての雌00加6`θ加塑加吋8(BCG)感染防御機構での役割を明らかにした。自然免疫LITリンパ球に相当する自己反応性CD44highメモリー型CD8 T細胞の分化、維持にIL 15が重要であること、またこのCD8+細胞がリステリア(〃θ孟θ1拍加o刀α移08θηθ♂感染早期において自然免疫リンパ球として、エフェクター機能を発現する際にも、AIL-Isによる活性化が重要であることが明らかとなった。TNFファミリーに属するCDsoLLはエフェクターおよびメモリーT細胞の膜表面に発現されることから、自然免LITT細胞の機能分化や増殖促進、維持細胞にも関与していると考えられる。自然免疫LITリンパ球のなかでCD44highCD4+ T細胞の一部にCDsoLが発現しており、リステリア感染に対して、感染早期のγインターフェロン(IFN一γ)の産生にCDsoL/CD 30シグナルが重要であることを見いだした。さらにCD44highCD4+ T細胞のIFN一γの産生にはIL-l2p 70とIL 18がby stander activationとして必要であることを明らかにした。
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