研究課題/領域番号 |
21390131
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉田 真一 九州大学, 医学研究院, 教授 (60128113)
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研究分担者 |
藤井 潤 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60271441)
飯田 健一郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00346777)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2011年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2009年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | レジオネラ / 細胞内寄生 / 糖代謝 / 環境 / 生理学 / Legionella pneumophila / Legionella oakridgensis / 細胞内増殖 / Legionella dumoffii / 小胞体 / 低温 / グルコース代謝 / 細胞内寄生菌 / アメーバ |
研究概要 |
レジオネラ属の細菌はヒトに致死的な肺炎を引き起こす細菌である。他の肺炎を起こす細菌やウィルスはふだん上気道に生息しており、そこから主に飛沫感染によりヒトに伝染する。これに対しレジオネラ属の細菌は淡水や土壌などを生息場所としており、環境からヒトに感染することが特徴である。したがってレジオネラによる感染を、感染源・感染経路をふくめて総合的に理解するには、レジオネラとヒトとの寄生関係だけではなく、レジオネラが自然界でどのような生存をしているかを理解することが必要である。レジオネラの自然界での生存戦略の特徴はアメーバなど原虫の中で増殖できる能力をもっていることである。その他にも自然界と哺乳動物との間にある環境条件の違いを乗り越える能力など、研究すべき課題は多い。本研究では(1)自然界の(体温より)低い温度での増殖を可能にする遺伝学的機序、(2)細胞内での増殖を可能にする糖代謝の解析、(3)細胞内増殖の場の解析、を行った。その結果、(1) L. pneumophilaは低温でのアメーバ内増殖を可能にする遺伝子をもっている、(2)糖代謝にはEntner-Doudoroff経路を使い、この経路は細胞外細胞には使われていないが細胞内増殖には必須である、(3) L. oakridgensisがホスト細胞の小胞体内で増殖している可能性があることを示した。
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