研究課題/領域番号 |
21390216
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中園 一郎 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30108287)
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研究分担者 |
池松 和哉 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (80332857)
阿部 俊太郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80335116)
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研究協力者 |
八木 洋一 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 大学院生
村瀬 壮彦 長崎大学, 医学部, 学生
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2011年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2009年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
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キーワード | 法医病理学 / 皮膚損傷 / 蛋白質 / 受傷時期推定 / 法医剖検例 / 損傷 / マクロファージ / CD14 / c-fos / fosB / マウス / 皮膚 |
研究概要 |
法医解剖における外表検査,特に損傷の検査は死因の究明とともに重要な検査の一つであり、その結果をもとに成傷方法や成傷時期の推定等が行われる。しかし、これまでの種々のマーカーを利用した検査法では、早期(1から5日以内)の受傷時期を診断することは困難であり、新しいマーカーの開発は法医実務上必須である。我々は、マウス皮膚損傷モデルにてc-fos、FosB、MKP-1が損傷後1時間以内に、CD14、CCL9が12時間から24時間に、PlGF、MCP-5が約5日にそれぞれの遺伝子発現量(mRNA)に有意なピークが存在することを明らかにしている。この結果をもとに、c-fos、FosB、CD14では蛋白質レベルにおいて検討を行い、ウエスタンブロッティング法にて、c-fos、FosBは受傷後1及び2日目に、また、CD14は、3から5日に特異的に各蛋白質の発現が認められることを確認した。また、組織学的検討では、CD14は、損傷部周囲のマクロファージに特異的に発現していた。従って、法医実務におけるCD14の発現検討は、受傷時期推定に極めて有用であると推定される。
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