研究課題
基盤研究(B)
本研究では、重症喘息の病態に焦点を当て、喘息の重症化を規定する因子の同定とそれに基づく新規治療法開発の基盤構築を目的とした。特に近年、自己免疫疾患で重要な役割を果たすことが明らかとなりつつあるTh17細胞に着目し、Th17細胞が産生する主要なサイトカインであるIL-22のアレルギー性気道炎症における役割を解析した。その結果、1)喘息モデルマウスの気道でIL-22が産生されること、2)IL-22産生細胞は主にCD4陽性T細胞であり、その多くはIL-17非産生細胞であること、3)抗IL-22抗体を腹腔内投与しIL-22を中和すると抗原誘発性気道炎症が増悪すること、4)リコンビナントIL-22を経鼻投与すると抗原誘発性気道炎症は減弱すること、5)IL-22の標的細胞は気道上皮細胞であり、IL-22は気道上皮細胞によるIL-25の産生を抑制することを見出した。さらに本研究者はIgE産生抑制作用を示すIL-21の産生制御機構を解析した。その結果、1)c-Mafは、CD4陽性T細胞においてSTAT3依存的に発現が誘導されること、2)c-Mafは直接IL-21プロモーターやCNS-2エンハンサーに結合し、IL-21の転写を促進していることを明らかにした。
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