研究課題/領域番号 |
21390263
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松尾 清一 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70190410)
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研究分担者 |
湯澤 由紀夫 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (00191479)
曽我 朋義 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (60338217)
秋山 真一 名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (20500010)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
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キーワード | メタボローム / バイオマーカー / 急性腎障害 / 急性腎障害(AKI) / メタボローム解析 / ミッドカイン / 虚血腎障害 / キャピラリー電気泳動装置+質量分析器 / 尿中バイオマーカー |
研究概要 |
本研究では、各種腎疾患の尿サンプルをメタボローム解析し腎疾患毎の基本的メタボロームプロファイルの取得に成功した。代謝物毎にAKI群と非AKI群を比較することで、AKI群特異的な濃度変化を示す代謝物質群を新規AKI鑑別用バイオマーカー候補代謝物質群として抽出できた。さらに、腹部大動脈瘤置換術時に術前から術後ICU退室時まで経時的に連続採取したAKI発症群および非発症群の尿サンプルからAKI発症群および非発症群の各尿中メタボロームプロファイルの取得に成功した。各代謝物濃度の時系列変化パターンを比較することで術後にAKIを発症する可能性の高い患者を手術前・途中でスクリーニングすることを可能にする新規早期診断・予後推定用尿中バイオマーカー候補代謝物群を抽出できた。これら各種バイオマーカー候補代謝物群を発見できたことで、AKI診断薬の開発が大幅に推進しただけでなく、AKIの病態メカニズムを解明するうえでも非常に重要な情報が得られた。
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