Class 1B PI3キナーゼ活性抑制による肥満糖尿病の新規治療法の検討

• 研究課題/領域番号: 21390278
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 代謝学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 植木 浩二郎 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (00396714)
• 連携研究者: 門脇 孝 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30185889)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円); 2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2010年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2009年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
• キーワード: メタボリックシンドローム / 糖尿病 / 炎症

研究概要

肥満においては、脂肪組織へのマクロファージ浸潤とそれによって引き起こされる炎症性アディポカインの産生増加が、インスリン抵抗性の増大や糖尿病の発症につながると考えられている。本研究では、マクロファージの遊走に必須であるといわれているClass 1B PI3キナーゼ(PI3K.)を抑制することがインスリン抵抗性や糖尿病の改善につながり、新規の糖尿病治療法としての可能性があるかどうかを、PI3K_γノックアウトマウスやPI3K_γ阻害剤を用いて検証する。

研究成果

• [雑誌論文] Adiponectin enhances insulin sensitivity by increasing hepatic IRS-2 expression via a macrophage妖erived IL-6 dependent pathway (2011)
  • 著者名/発表者名: Awazawa M, Ueki K, Yamauchi T, Kubota, Kadowaki T
  • 雑誌名: Cell Metabolism 巻: 13 号: 4 ページ: 401-412
  • DOI: 10.1016/j.cmet.2011.02.010
  • 査読あり
• [雑誌論文] Blockade of class IB phosphoinositide-3 kinase ameliorates obesity-induced inflammation and insulin resistance (2011)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi N, Ueki K, Okazaki Y, Iwane A, Kubota N, Ohsugi M, Awazawa M, Kobayashi M, Sasako T, Kaneko K, Suzuki M, Nishikawa Y, Hara K, Yoshimura K, Koshima I, Goyama s, Murakami K, Sasaki J, Nagai R, Kurokawa M, Sasaki T, Kadowaki T
  • 雑誌名: Proc.Natl.Acad.Sci.USA 巻: 108 号: 14 ページ: 5753-5758
  • DOI: 10.1073/pnas.1016430108
  • 査読あり
• [雑誌論文] Adiponectin and AdipoR1 regulate PGC-1α and mitochondria by Ca2+ and AMPK/SIRT1 (2010)
  • 著者名/発表者名: Iwabu, M., Yamauchi, T., Okada-Iwabu, M., Sato, K., Nakagawa, T., Funata, M., Yamaguchi, M., Namiki, S., Nakayama, R., Tabata, M., Ogata, H., Kubota, N.,Takamoto, I., Hayashi, YK., Yamauchi, N., Waki, H., Fukayama, M., Nishino, I., Tokuyama, K., Ueki, K., Oike, Y., Ishii, S., Hirose, K., Shimizu, T., Touhara, K., and Kadowaki, T
  • 雑誌名: Nature 巻: 464 号: 7293 ページ: 1313-1319
  • DOI: 10.1038/nature08991
  • 査読あり
• [雑誌論文] Peroxisome proliferator-activated receptor gamma agonist rosiglitazone increases expression of very low density lipoprotein receptor gene in adipocytes (2009)
  • 著者名/発表者名: Takazawa T, Yamauchi T, Tsuchida A, Takata M, Hada Y, Iwabu M, Okada-Iwabu M, Ueki K and Kadowaki T
  • 雑誌名: J Biol Chem 巻: 284 号: 44 ページ: 30049-30057
  • DOI: 10.1074/jbc.m109.047993
  • 査読あり
• [雑誌論文] CD8+ effector T cells contribute to macrophage recruitment and adipose tissue inflammation in obesity (2009)
  • 著者名/発表者名: Nishimura S, Hara K, Ueki K, Kadowaki T
  • 雑誌名: Nature Medicine 巻: 15 号: 8 ページ: 914-920
  • DOI: 10.1038/nm.1964
  • 査読あり
• [学会発表] 脂肪組織における急性炎症経路と慢性炎症経路によるインスリン感受性の調節 (2012)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第26回日本糖尿病・肥満動物学会年次学術集会(シンポジウム)
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-02-17
• [学会発表] 脂肪組織における急性炎症経路と慢性炎症経路によるインスリン感受性の調節 (2012)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第26回日本糖尿病・肥満動物学会年次学術集会
  • 発表場所: 名古屋(招待講演)
  • 年月日: 2012-02-17
• [学会発表] インスリン抵抗性の分子基盤 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第32回日本肥満学会(教育講演)
  • 発表場所: 淡路島
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] インスリン抵抗性の分子基盤 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第32回日本肥満学会
  • 発表場所: 淡路島(招待講演)
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] 生理的一過性および慢性持続性ストレス経路によるインスリン感受性の制御機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第84回日本生化学会大会(シンポジウム)
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2011-09-21
• [学会発表] 生理的一過性および慢性持続性ストレス経路によるインスリン感受性の制御機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第84回日本生化学会大会
  • 発表場所: 京都(招待講演)
  • 年月日: 2011-09-21
• [学会発表] Inflammatory response and insulin sensitivity (2011)
  • 著者名/発表者名: Kohjiro Ueki
  • 学会等名: The 2011 Seoul Symposium on Obesity and Diabetes(Symposium)
  • 発表場所: 韓国・ソウル
  • 年月日: 2011-04-09
• [学会発表] Inflammatory response and insulin sensitivity (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: The 2011 Seoul Symposium on Obesity and Diabetes
  • 発表場所: ソウル(韓国)(招待講演)
  • 年月日: 2011-04-09
• [学会発表] Insulin resistance and NASH/NAFLD (2010)
  • 著者名/発表者名: Kohjiro Ueki
  • 学会等名: The 9th JSH single topic conference(Symposium)
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-11-18
• [学会発表] Insulin resistance and NASH/NAFLD (2010)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: The 9^<th> JSH single topic conference
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2010-11-18
• [学会発表] Regulation of insulin sensitivity through changes in expression of adipokines by obesity (2010)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: シンポジウム
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2010-05-28
• [学会発表] Regulation of insulin sensitivity through changes in expression of adipokines by obesity (2010)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山市
  • 年月日: 2010-05-28
• [学会発表] Class 1B PI3キナーゼ制御による肥満糖尿病治療の可能性の検討割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第82回日本生化学会大会(シンポジウム)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2009-10-21
• [学会発表] Class 1B PI3キナーゼ制御による肥満糖尿病治療の可能性の検討割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎、小林直樹、門脇孝
  • 学会等名: 第82回日本生化学会大会シンポジウム(招待)
  • 発表場所: 神戸市
  • 年月日: 2009-10-21
• [学会発表] Class 1B PI3キナーゼ制御による肥満糖尿病治療の可能性の検討割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第30回日本肥満学会(シンポジウム)
  • 発表場所: 浜松
  • 年月日: 2009-10-09
• [学会発表] Class 1B PI3キナーゼ制御による肥満糖尿病治療の可能性の検討割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎、小林直樹、門脇孝
  • 学会等名: 第30回日本肥満学会シンポジウム(招待)
  • 発表場所: 浜松市
  • 年月日: 2009-10-09
• [学会発表] Class 1B PI3キナーゼ制御による肥満糖尿病治療の可能性の検討割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 第52回日本糖尿病学会年次学術集会(シンポジウム)
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2009-05-22
• [学会発表] Class 1B PI3キナーゼ制御による肥満糖尿病治療の可能性の検討割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎、小林直樹、門脇孝
  • 学会等名: 第52回日本糖尿病学会年次学術集会シンポジウム(招待)
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2009-05-22
• [学会発表] 肥満糖尿病におけるClass IB PI3キナーゼの役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
  • 学会等名: 82回日本内分泌学会学術総会(シンポジウム)
  • 発表場所: 前橋
  • 年月日: 2009-04-23
• [学会発表] 肥満糖尿病におけるClass IB PI3キナーゼの役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎、小林直樹、門脇孝
  • 学会等名: 第82回日本内分泌学会学術総会シンポジウム(公募)
  • 発表場所: 前橋市
  • 年月日: 2009-04-23
• [図書] 実験医学 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎、門脇孝
• [図書] 日本臨床 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
• [図書] 糖尿病 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
• [図書] 細胞 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎
• [図書] 実験医学 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植木浩二郎,門脇孝