研究課題/領域番号 |
21390508
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野杁 由一郎 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (50218286)
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研究分担者 |
恵比須 繁之 (恵比寿 繁之) 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 理事・副学長 (50116000)
薮根 敏晃 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (90423144)
朝日 陽子 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (50456943)
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連携研究者 |
阿座上 弘行 山口大学, 農学部, 准教授 (40263850)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2011年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2009年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | デンタルバイオフィルム / クオラムセンシング / オートインデューサー / アシルホモセリンラクトン / 感染根管 / マクロライド / アジスロマイシン / Porphyromonas gingivalis / ホモセリンラクトン / LC/MS/MS解析法 / 抗菌剤 / 抗バイオフィルム / レポーターアッセイ / LC / MS / MS解析法 |
研究概要 |
本研究課題は,ヒトのデンタルバイオフィルムに対する化学的制御・抑制法の確立を最終的な目標して行われた。クオラムセンシング(QS)誘導物質であるオートインデューサーの1種であるアシルホモセリンラクトン(AHL)の類似化合物をターゲットにしたが, 10種のAHL類似化合物は検出限界(6. 32~7. 33ng/ ml)以上の濃度では検出されず,デンタルバイオフィルム中にはほとんど存在しないことが明らかとなった。一方, QSを撹乱し抗バイオフィルム作用を示していると推察されるAHL類似化合物や抗菌剤を発見し,これらによる化学的なバイオフィルム抑制法の臨床適用に向けた緒を築いた。 この研究成果は,バイオフィルム感染症の新たな治療戦略の開発に有意義な示唆を与えるものであると自負している。
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