研究課題/領域番号 |
21390560
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
高田 豊 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40163208)
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研究分担者 |
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
園木 一男 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (50316155)
濱嵜 朋子 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (60316156)
鳥巣 剛弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (30453228)
吉田 明弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20364151)
中道 郁夫 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (60419570)
鍵山 俊太郎 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50433404)
竹原 直道 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (00038879)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 予防歯科学 / 高齢者 / 死亡率 / 口腔 / 歯 / 追跡調査 / 死因 / 地域住民 / 疫学 |
研究概要 |
12年間の追跡期間中、平成10年の健診を受診した80歳高齢者総数824名中782名の生死が確定し(追跡率94.9%)、45名が不明であった。生死が確定できた782名中506名が死亡し(死亡率64.7%) 276名が生存していた。死亡した506名中の主な死因は1位が循環器疾患死128名(25.3%)、2位が呼吸器疾患死96名(19.0%)、3位が癌死87名(17.2%)、4位が老衰死51名(10.1%)であった。死亡者と生存者別の80歳時現在歯数を比較すると、死亡者6.8本、生存者8.3本(P=0.026)と有意に生存者で80歳時の現在歯数が多かった。80歳時の咀嚼機能か現在歯数と80歳~92歳12年間生存・死亡の関係をKaplan-Meier法とCox比例ハザード回帰分析で解析した。咀嚼可能食品数0~4個(咀嚼不良群)、5~9個(軽度不良群)、10~14個(軽度良好群)、15個全て(良好群)の4群に分けた。Kaplan-Meier法で、咀嚼機能4群の12年間生存率に差を認めた。現在歯数は0本、1~9本、10~19本、20本以上の4群に分けた。現在歯数4群間で生存率に差がなかった。Cox比例ハザード回帰分析では、咀嚼良好群に比べて、性差を補正した全死亡相対危険率は咀嚼不良群2.1倍、軽度不良群1.4倍、軽度良好群1.3倍であった。咀嚼可能食品数が1つ増えるごとに性差補正死亡率は4.5%低下した。性差補正後全死亡危険率は現在歯数が1本増えると1.5%低下した。性差補正後の死亡率は咀嚼可能食品数が1つ増えると4.5%、現在歯数が1本増えると1.5%低下することから、80歳住民の咀嚼機能が良く現在歯数が多いと死亡率が低下することが分かった。80歳の高齢者でも歯を残し咀嚼機能を保持することが長寿に寄与することが示唆された。
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