研究課題
基盤研究(B)
本研究においては、政党の党員数やヴォランティア組織の活動状況を検討し、政党によるベンガル農村部の組織化、引いてはコミュナリズム(宗派対立)の主張の農村部への浸透の度合いを分析した。その結果、1945~1947年の短い期間に、党員数やヴォランティア組織が爆発的に増加し、政党のコミュナルな主張が浸透したことが明らかになった。コミュナリズムは古い歴史をもつが、分離独立を決定づけるうえで重要だったのは、そのような古い歴史的経緯というよりもむしろ、1945~46年からの短い期間に現れた偶発的な歴史的条件であったように思われる。
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アジ研ワールド・トレンド
巻: 193 ページ: 48-57