研究課題/領域番号 |
21401026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
黒岩 高 武蔵大学, 人文学部, 教授 (60409365)
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研究分担者 |
吉澤 誠一郎 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (80272615)
佐藤 実 大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (70447671)
森本 一夫 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (00282707)
中西 竜也 京都大学, 白眉センター, 助教 (40636784)
青木 隆 日本大学, 文理学部, 教授 (20349947)
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連携研究者 |
青木 隆 日本大学, 文理学部, 教授 (20349947)
古市 大輔 金沢大学, 歴史言語文化学系, 准教授 (40293328)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2012年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2009年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 東洋史 / 回民 / イスラーム / 中国ムスリム / 少数民族 / 碑刻 / ムスリム |
研究概要 |
本研究課題では、計9回の合同調査を行い、聞き取りデータ、碑刻資料、現地出版の文献資料などを得た。 この活動を通じて、多くのイスラーム協会関係者・現地ムスリム識者との良好な交流を構築できたことはこの分野の研究活動の活性化につながる成果の一つである。 また、調査活動と収集資料の分析を通じて、下記のような共通認識を参加研究者の間で共有されたことが研究上の成果であったと言える。 各回民コミュニティの社会・文化・経済的な特徴の独自性が予想よりも大きく、個々のコミュニティの形成について個別の調査・研究を進めて行く事が重要であること。 上記の多様性・個別性が、中華人民共和国における「民族」の枠組みを改めて考える上での基軸となりうること。 各コミュニティに残されたアラブ・ペルシャ語碑文には漢語資料とは異なる情報が含まれており、回民コミュニティの形成過程を解明する上で、極めて重要であること。 伝統武術に代表される、ムスリム伝統文化の各コミュニティにおける重要性。これらの共通認識と資料分析の結果は、既に発表された学術論文、図書、小論、学会発表、及びホームページ上に公開された各参加者の小論・リポートに反映されている(主な発表論文等、及びその他を参照)。なお、収集資料の分析はいまだ途上にある。そのため、分析結果の成果として論文集の出版を計画しており、25年度末までに出版準備を終え、26年度に出版助成を申請する予定である。
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