研究課題
基盤研究(B)
本研究は、ナイジェリア北東農村部の妊婦を対象に、条件付現金移転~産前検診受診を条件とした現金補助~ならびに妊婦教育に関して無作為実験を行った。現金補助が産前検診受診率を一時的に増加させる一方、妊婦教育はその後の受診率をむしろ低下させることが分かった。出産場所・トラブル、流産・死産、乳児の死亡・疾病、産後検診受診のいずれにも産前検診の効果は見られないが、産前検診(特に妊娠後期の受診)は予防接種率を増加させた。