研究課題/領域番号 |
21404017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 努 北海道大学, 大学院・工学研究院, 教授 (10313636)
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研究分担者 |
道林 克禎 静岡大学, 理学部, 准教授 (20270978)
長沼 毅 広島大学, 生物圏科学研究科, 准教授 (70263738)
鈴木 雅一 静岡大学, 理学部, 准教授 (60280913)
上田 晃 富山大学, 理学部, 教授 (90456799)
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連携研究者 |
杉山 隆文 北海道大学, 大学院・工学研究院, 教授 (70261865)
宮下 純夫 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (60200169)
砂村 倫成 東京大学, 大学院・理学研究科, 助教 (90360867)
福士 圭介 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 助教 (90444207)
田中 滋康 鈴岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (90146233)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2009年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | オマーン / 高アルカリ / 蛇紋岩化作用 / 生物生態工学 / 資源開発工学 |
研究概要 |
オマーンの山岳地帯に多数湧出する高アルカリ泉(pH11-12程度)において、高アルカリ環境で未解決な課題を有する様々なディシプリンの研究者が集結し、高アルカリ泉を作り出す地質学的条件とその地球科学・地球工学的インパクトの解明、高アルカリ環境に適応した微生物群集や動物種のスクリーニングとその適応機構の解明、自然が作り出したコンクリートの長期挙動とその生成に学ぶ二酸化炭素貯留法の解明等を目的した調査・研究を進めた。その結果、以下の内容が明らかとなった;1)高アルカリ泉を作り出す地殻ーマントル境界に発達したマントル延性剪断帯の構造とその発達、(2)高アルカリ環境における炭酸塩鉱物の生成とその速度式、(3)高アルカリ環境において生成する炭酸塩鉱物、特にアラゴナイトによって無機陰イオンの移行遅延、および前駆物質であるモノハイドロカルサイトの存在と特性の重要性、(4)高アルカリ温泉水のδD値は、これまで報告されている地表水として世界でも最も高い値を示し、高アルカリ泉の性状は超塩基性岩-水反応を反映した水質であったこと、(5)高アルカリ泉からの新規微生物遺伝子や炭酸塩形成候補菌の分離・同定、(6)高アルカリ泉の周囲に3種の淡水魚と1種の無尾両生類の棲息確認とアルカリ温泉水への適応機能、(7)高アルカリ泉周辺で生成している天然コンクリートの高強度コンクリートに匹敵するほどの高い-軸圧縮強度。
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