研究課題/領域番号 |
21500260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
小森 憲治郎 愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30294789)
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研究分担者 |
福原 竜治 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60346682)
石川 智久 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (60419512)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脳認知科学 / 意味記憶 / 意味性認知症 / 表層性失読 / 語義失語 / 典型性効果 / 頻度効果 / 典型性 / 語彙性判断 / 中核的意味課題 / 前意味課題 / 認知科学 / 神経科学 / 脳神経疾患 / 認知症 / 情報システム / 脳・神経 / 認知神経心理学 / 意味記憶障害 / Semantic dementia / 意味性失名辞 / 親密度効果 / 概念障害 / 音韻表象 / 意味記憶検査バッテリー |
研究概要 |
意味性認知症(semantic dementia : SD)の言語症状を、認知モデルに基づき仮説検証をおこなった。熟練した話者による音読では、意味、音韻、形態という3層のユニットが学習に伴い結合強度を高めた神経回路により成立していると考えられる。すなわち意味の障害されたSDにおける音読成績は、読み=音韻と綴り=形態の共起頻度に支配されるというのが、表層性失読の原理である。英語話者でみられる不規則語を規則的に読む誤りを特徴とする表層性失読と高い類似性を示す現象が、日本語話者の漢字熟語の音読過程において認められた。我々の検討は、わが国のSD例の特徴とされる語義失語に特徴的な漢字語に選択的な失読症状は、英語圏でみられる表層性失読であったことを明らかにした。
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