研究概要 |
正確な運動を計画し,遂行するために,我々は四肢の位置情報が必要である。もし事故または局所麻酔によって,四肢からの感覚入力がなくなると,幻肢が生じる。本研究は幻肢のメカニズムの研究を通して身体イメージの系統的な変化を把握するために,上腕部と大腿部にカフ圧を加え,手と足を実験的な幻肢にした。驚いたことに,手指,手首,肘,足首,膝を止血前と止血中に伸ばして固定すると,それらは止血終了時点に曲がって知覚された。対照的に,それらを止血前と止血中に曲げて固定すると,止血終了時点に伸びて知覚された。したがって,幻肢の最終的な姿勢は感覚入力が遮断される直前の姿勢に依存していた。
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