研究課題
基盤研究(C)
本研究では視覚障害者の体力の現状を明らかにするとともに、学校体育やスポーツ現場で視覚障害による体力測定結果の不利や悪影響をなくすために、その測定方法について検討することを目的とした。視覚障害者の体力は晴眼者に比べて低い傾向にあり、障害が重度の盲者のほうが弱視者よりも低い傾向にあった。また、晴眼者と同様に運動・スポーツ実施の有無が体力の高低に影響していることが示唆された。体力測定方法については、学校現場で行われている文部科学省新体力テストのうち、視覚的情報が必要となる反復横とびはバーピー・テストで代用でき、20mシャトルランは適切な伴走、あるいは適切な聴覚情報や触覚情報の提供で測定できることが示唆された。
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