研究課題/領域番号 |
21500785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
木村 幸子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (70225035)
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研究分担者 |
有元 佐賀惠 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (90212654)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | DNA損傷 / 変異原物質 / LC-MS / MS分析 |
研究概要 |
2-クロロ-4-メチルチオ酪酸(2-Chloro-4-methylthiobutanoic acid, CMBA)は、Salmonella typhimurium TA1535株、TA100株に対する直接変異原(エイムステスト、-S9)である。サンマの開きから初めて発見され、メチオニン、亜硝酸、塩を酸性条件下で反応させることによっても生成する。 我々はCMBAのDNA損傷性について、これまでにヌクレオシド(dG)を用いて、DNA付加体N7-(3-carboxy-3-methylthiopropyl)dG(A1)およびN7-(1-carboxy-3-methylthiopropyl)dG(A2)が生成することを報告している。本研究では、ネズミチフス菌(S. typhimurium TA1535)および培養細胞(TK6細胞)を用いて、DNA付加体の生成について検討した。 CMBAが誘発する2種類のN7-dG付加体A1、A2は、どちらもMRMトランジションをm/z400→284としてLC/ESI^+-MS/MS分析により検出した。 復帰突然変異試験(エイムステスト)でCMBAに対して陽性を示すS. typhimurium TA1535株において、DNA付加体A1の生成量はCMBA濃度依存的に増加した。また、反応系にグルコースを添加することにより生成量が著しく増加した。A2生成はわずかであったが検出された。また、ヒト脾臓由来リンパ芽球様TK6細胞を用いた試験では、A1、A2生成量がCMBA濃度依存的に増加し、反応系へのグルコース添加によりどちらも生成量が増加した。 S. typhimurium TA1535株を用いた試験で、グルコースの添加により、菌体内へのCMBAの取り込みが増大することがわかっており、TK6細胞においても同様に細胞内への取り込みが増大したのか、あるいは修復酵素系への影響等によるものか今後検討が必要である。
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