配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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研究概要 |
本研究では,フリーアンドオープンソースソフトウェア(FOSS)の導入が途上国における情報教育分野の発展にどのように貢献できるかに焦点をおいた.具体的には,情報教育分野において, FOSSを導入したプロジェクトを対象に,実際の使用者への聞き取り調査および,関係者間のラウンドテーブルを通じて,途上国におけるFOSS導入の利点や制約について文献調査を元に整理し, FOSS導入後の持続可能性について技術面,文化面,人材面からフィージビリティー分析を実施した.平成23年度は、モンゴルにおける小学校教員の研修へのFOSSであるHotPotetoesとScratchプログラムを導入し、研修において実際に教員に教材作成に参加してもらい、その有用性、応用性、持続可能性について調査を行なった。調査結果は国際開発学会(日本)および、Comparative and International Education Soceity(カナダ)の学会にて発表された。また、平成23年9月にはモンゴルウランバートル市にて教育と情報技術に関する国際シンポジウムが開催され、その中でFOSSを活用した教員研修の取り組みが広く公開された。同年、モンゴルでの取り組みに関しては、ユネスコアジアパシフィック地域事務所でも取り上げられ、モンゴルと中央アジア5カ国における教育と情報技術政策について持続的に議論していく予定である。
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