研究課題/領域番号 |
21510018
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
|
研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
坂田 昌弘 静岡県立大学, 環境科学研究所, 教授 (20371354)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ホウ素同位体比 / 石炭燃焼 / 微量元素 / 中国大陸 / 越境汚染 / 長距離輸送 / イオウ同位体比 / トレーサー |
研究概要 |
本研究では、まず石炭燃焼由来微量元素の簡便なトレーサーとして、ホウ素同位体比(δ^<11> B)の有効性を明らかにした。次に、2004年4月から2006年3月に日本海側地点で採取された大気エアロゾルの微量元素(14元素)濃度とδ^<11> Bを測定した結果、As、B、Cd、Hg、Pb、Sb、Zn濃度はいずれも夏季に低下し、冬季に上昇する季節変化を示した。また、冬季のδ^<11> Bは、中国大陸の北緯30度以北の石炭に特有な大きな負の値であった。したがって、それらの微量元素は、冬季に中国北部での石炭燃焼に起因する越境汚染の影響を強く受けた結果、大気中濃度が増大したと判断される。
|