海岸砂丘地における生態系サービスの現状とその回復に資する利用方法の案出

• 研究課題/領域番号: 21510045
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 永松 大 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (20353790)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 海浜植生 / 保全 / 海浜植物 / 環境分析 / 生態系修復

研究概要

本研究は,国内の貴重な自然草原である海浜植生の現状解明に取り組んだ。自然海岸がよく残る山陰地方でも,海岸砂丘は海岸林の造成や後背地の農地化により著しく縮小し,本来の海浜生態系が破壊されているようすを明らかにした。海浜砂丘が破壊・縮小されても,海浜植生は部分的に残りやすいが,その構造は変容し群落が本来持つエコトーンの機能が失われていることを指摘した。

研究成果

• [雑誌論文] 砂丘地に侵入したシナダレスズメガヤ群落の地下部発達 (2012)
  • 著者名/発表者名: 永松 大・保本 彩
  • 雑誌名: 山陰自然史研究 巻: 8巻 ページ: 1-8
  • NAID: 120005746488
  • 査読あり
• [雑誌論文] 砂丘地に侵入したシナダレスズメガヤ群落の地下部発達 (2012)
  • 著者名/発表者名: 永松 大
  • 雑誌名: 山陰自然史研究 巻: 8 ページ: 1-8
  • NAID: 120005746488
  • 査読あり
• [雑誌論文] 鳥取砂丘の植生の現状と植物の生長 (2010)
  • 著者名/発表者名: 永松大
  • 雑誌名: 鳥取砂丘景観保全調査報告書 3 ページ: 51-61
• [学会発表] 海浜植生の帯状構造と人為改変の影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 永松 大・平家日向子
  • 学会等名: 第60回日本生態学会大会
  • URL: http://www.esj.ne.jpmeeting/abst/60/P2-006.html
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2013-03-07
• [学会発表] 管理状況の異なる海岸砂丘における植生構造の比較 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永松大・清水美佳
  • 学会等名: 第16回植生学会大会
  • 発表場所: 神戸大学(神戸)
  • 年月日: 2011-09-25
• [学会発表] 海岸砂丘の生態系サービスを活用した沿岸域のグランドデザイン (2011)
  • 著者名/発表者名: 松島 肇・永松 大・押田 佳子
  • 学会等名: 第25回日本景観生態学会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2011-06-25
• [学会発表] 海岸砂丘の生態系サービスを活用した沿岸域のグランドデザイン (2011)
  • 著者名/発表者名: 松島肇・永松大・押田佳子
  • 学会等名: 日本景観生態学会第25回大会
  • 発表場所: 千葉大学(千葉)
  • 年月日: 2011-06-25
• [学会発表] Acomparison of vegetation patterns beween two adjoining coastal dunes under 60 years different management (2011)
  • 著者名/発表者名: Nagamatsu, D., Takamoto, M., Shimizu, M
  • 学会等名: 54thIAVS symposium
  • 発表場所: Lyon, France
  • 年月日: 2011-06-24
• [学会発表] A comparison of the vegetation patterns between two adjoining coastal dunes following 60 years of differing management (2011)
  • 著者名/発表者名: Nagamatsu, D.Shimizu, M.
  • 学会等名: 54^<th> Symposium of the International Association for Vegetation Science
  • 発表場所: リヨン(フランス)
  • 年月日: 2011-06-23
• [学会発表] 趣旨説明:鳥取砂丘における植生保全の歴史的経過 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永松 大
  • 学会等名: 第58回日本生態学会大会
  • URL: http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/58/S02.html
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-03-09
• [学会発表] 趣旨説明:鳥取砂丘における植生保全の歴史的経過 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永松大
  • 学会等名: 第58回日本生態学会大会(シンポジウムS02)
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター(札幌市)
  • 年月日: 2011-03-09
• [学会発表] 鳥取砂丘内の植生分布と実生の成長 (2010)
  • 著者名/発表者名: 永松大・満吉花美
  • 学会等名: 平成22年度生物系三学会中国四国支部大会
  • 発表場所: 山口大学(山口)
  • 年月日: 2010-05-15
• [学会発表] 鳥取砂丘における海浜植生の構造と近年の変動 (2010)
  • 著者名/発表者名: 永松大
  • 学会等名: 日本生態学会第57回大会(一般講演)
  • 発表場所: 東京大学(東京)
  • 年月日: 2010-03-16
• [学会発表] 海岸の生態系と観光-鳥取砂丘の事例- (2009)
  • 著者名/発表者名: 永松大
  • 学会等名: 平成21年度日本造園学会全国大会ミニシンポジウム
  • 発表場所: 明治大学(東京)
  • 年月日: 2009-05-23
• [学会発表] 海浜植生の帯状構造と人為改変の影響
  • 著者名/発表者名: 永松 大
  • 学会等名: 日本生態学会第60回大会
  • 発表場所: グランシップ（静岡県コンベンションアーツセンター）
• [図書] 鳥取砂丘まるごとハンドブック (2012)
  • 著者名/発表者名: 永松 大ほか(鳥取砂丘検定公式テキストブック編集委員会編)
  • 出版者: 今井書店鳥取出版企画室
• [図書] 鳥取砂丘まるごとハンドブック (2012)
  • 著者名/発表者名: 永松 大
  • 総ページ数: 175
  • 出版者: 今井書店
• [図書] パークガイド 鳥取砂丘 (2010)
  • 著者名/発表者名: 永松大
  • 出版者: 財団法人 自然公園財団
• [備考] 鳥取砂丘大学講師(主催:鳥取砂丘再生会議,鳥取砂丘ガイドサポーターなど対象,2011年11月8日,2012年9月1日実施,鳥取砂丘,)
• [備考] 鳥取砂丘調査研究報告会報告者(主催:鳥取砂丘再生会議,一般市民対象,平成22年度:2010年7月17日,平成23年度:2011年7月16日,平成24年度:2013年3月23日開催,鳥取市とりぎん文化会館)
• [備考] 教師のための山陰海岸ジオパーク野外学習ハンドブック(分担)
  • URL: http://www.rs.tottori-u.ac.jp/geopark-handbook/index.html