研究課題
基盤研究(C)
劣化ウラン弾汚染や原子力エネルギーが再注目されていることなどを背景に、ウランの生体影響研究の必要性が生じている。ウランの組織局在性と組織障害との関係は十分に理解されておらず、ウランの生体影響評価に資する科学的根拠は乏しい。本研究では、ナノビームを用いた新たなウラン測定手法を確立し、これを用いてウラン蓄積と毒性発現の関係を調べた。ウランは腎臓の下流部位の近位尿細管に選択的に蓄積し毒性を生じること、そのウラン局在量は投与量の500倍以上に匹敵し、標的細胞においては高濃度にウランが濃集していることが明らかとなった。
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International Journal of PIXE
巻: 21 号: 01n02 ページ: 25-30
10.1142/s0129083511002124
巻: 20 号: 01n02 ページ: 21-28
10.1142/s0129083510001926
巻: 20 ページ: 21-28