研究課題
基盤研究(C)
DNAのメチル化、ヒストン修飾などのエピジェネティックな作用が、転写開始点およびその発現量にどのような影響をおよぼすか検討した報告は非常に少なくその詳細は明らかでない。そこで次世代シークエンサーを利用しゲノムワイドなDNAメチル化測定法を確立すると共に5'-end測定法を用いてエピジェネティックな作用が発現様式にどのような影響与えるかを検討した。脱アセチル化阻害剤(TSA)処理した大腸癌細胞株、HT-29からmRNAを単離し、5' end法を用いて検討した。SOLiDステムを用いて5' end tagをシーケンスし、約2, 000万個のtagを得た。未処理細胞と比較してTSA処理細胞は、2, 426個の遺伝子が変化しており、この変化は発現している全遺伝子の16%に相当した。次にこれらの遺伝子変化にDNAメチル化が関与しているかどうかを、開発したメチル化解析法(MSDS法)で検討したところ、数遺伝子領域を除いてはTSAによるメチル化の変化は観察されなかった。
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