研究課題
基盤研究(C)
道元と親鸞の思想構造の比較によって、彼らが、否定性を媒介として他なる根源的な力へと自らを開くことを仏道の中心に据えていたことが解明された。そして、このような否定性の媒介の強調は、道元においては霊知説、親鸞においては一念義、多念義などの彼らにとっての異端説への対抗という思想史的意味をもっていた。霊知説にしても、一念義、多念義にしても、これらが基づく思惟は、人間知性の陥りがちな自己否定的契機の無化、世界と自己の無時間的把握であり、仏教の歴史の中で繰り返し現れる傾向である。また道元の「現成」とハイデガーの「エアアイグニス」の比較から、彼らが先行する思想の実体論的形而上学を批判して、力動的な存在理解を宣揚したことを明らかにした。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (31件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 1件) 図書 (3件)
人文科学研究
巻: 第9巻 ページ: 13-26
120005425803
巻: 9 ページ: 13-26
仏教と儒教―日本人の心を形成してきたもの―
巻: 1 ページ: 111-125
巻: 1 ページ: 126-142
人間会議
巻: 冬 ページ: 32-37
K.J. Somaiya Centre for Buddhist Studies, Mumbai, India
『比較日本学教育研究センター研究年報』、第8号お茶の水女子大同センター
ページ: 181-185
http://hdl.handle.net/10083/51902
『大法輪2月号』大法輪閣
ページ: 80-83
Buddhist Meditation: Texts, Tradition and Practice
巻: 1 ページ: 327-340
大法輪
巻: 2月号 ページ: 80-83
Verlag Traugott BautzGmbH
ページ: 22-33
実存思想論集18思想としての仏教
ページ: 31-56
Wallner, Hashi(Hg."Globalisierung des Denkens in Ost und West" Verlag Traugott BautzGmbH, Germany
宗教教育研究会編『宗教を考える教育-なぜ宗教教育が必要か-』
巻: 第1章、教文館 ページ: 11-36
竹内他編『「おのずから」と「みずから」のあわい公共する世界を日本思想にさぐる』
ページ: 227-255
http://hdl.handle.net/10083/48988
巻: 第6巻 ページ: 29-41
120002068084
『大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」平成21年度活動報告書学内教育事業編』お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
ページ: 237-244
http://hdl.handle.net/10083/491
ページ: 32-36
「おのずから」と「みずから」のあわい 公共する世界を日本思想にさぐる(竹内整一他編)(東京大学出版会)
宗教を考える教育-なぜ宗教教育が必要か-(宗教教育研究会編)(教文館)
ページ: 11-36
大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」平成21年度活動報告書 学内教育事業編』お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
人文科学研究 第6巻
ページ: 29-41
『日本研究所紀要』第4号神田外語大学日本研究所
ページ: 27-62
110007366930
『「いのち」の流れ』峰島旭雄先生傘寿記念論文集編集委員会編
ページ: 83-98
仏教文化
巻: 第48巻 ページ: 41-53
大学院GP報告書、お茶の水女子大
ページ: 301-309
http://hdl.handle.net/10083/35078
大学院GP報告書、お茶の水女子大学
ページ: 209-214
120001645238
http://hdl.handle.net/10083/35348
巻: 第5巻 ページ: 41-53
40016616898
「いのち」の流れ(峰島旭雄先生傘寿記念論文集編集委員会編)(北樹出版)
日本研究所紀要 第4号