研究課題/領域番号 |
21520081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新宮 一成 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (20144404)
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研究協力者 |
岡安 裕介 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 博士
牧瀬 英幹 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 博士
マリア ルシアコレア 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 博士
新田 篤 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 博士
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 精神分析 / 阿闍世 / 折口信夫 / 民俗学 / 森鴎外 / 三島由紀夫 / 親子関係 / リチュラテール / 対象喪失 / 言語 / 内田百間 / 中村古峡 / 精神療法 / 阿〓世 |
研究概要 |
文化の構造は、人から人へと世代を超えて伝えられる。伝わってくる文化に対してどのような態度を取るかは、それぞれの世代の自覚的な責任において決定される。しかしながら、文化が人間に与える心情的効果は決して一義的ではないがゆえに、文化は人を迷わせ苦しめる。本研究では、この苦悩が、言語活動の実践に内在する決定不能性や多義性という構造的な要因に由来するという作業仮説を立て、精神病理、民俗、芸術の各分野を調査した。その結果、この不可避な決定不能性を受容しかつ変容させるために、特異的な精神の諸活動が機能していることを把捉することができた。
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