研究課題/領域番号 |
21520103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
鐸木 道剛 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (30135925)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イコン / クリューコフ / インノケンティ / ニコライ / 表象観念 / アレウト / ウナラスカ / エクルトナ / シトカ / 国吉康雄 / 山下りん / アレウト族 / イコン受容 / 仮面 / 唯識 / コディアク / アルフォンス・ピナール / 明恵 / 夢窓国師 / 偶像 / 正教会 / アラスカ / アリューシャン(アレウト)列島 / 聖書挿絵 |
研究概要 |
日本の大主教ニコライ・カサートキン(1836-1912)が育てた日本人イコン画家山下りん(1857-1939)の先駆者のような形で、アレウト・カムチャツカ・クリルの主教インノケンティ(1797-1879)が育てたワシリー・クリューコフ(c. 1805-c. 1880)というアレウト人画家がいる。今回の調査によって、クリューコフとその周辺のアラスカのイコン画家たちはロシアから将来された原画を忠実に模写したことが明らかになった。これは山下りんのイコン制作態度と同じであり、ニコライはイコン制作に関しても先輩のアジアへの正教会伝道師インノケンティのイコン観を受け継いだと考えられる。8世紀ビザンティンに由来する表象観念が、アラスカと日本に同様に伝えられたことになる。
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