研究課題/領域番号 |
21520172
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術学・芸術史・芸術一般
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
中谷 伸生 関西大学, 文学部, 教授 (90247891)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 耳鳥齋 / 戯画 / 江戸時代 / マンガ / アニメーション / 鳥羽絵 / 滑稽 / 大坂 / 與謝蕪村 / 大坂画壇 / 版本 |
研究概要 |
本研究は、江戸時代の戯画作者である耳鳥齋の代表作≪別世界巻≫、≪地獄図巻≫、そして≪仮名手本忠臣蔵≫などの肉筆作品に、『絵本水や空』、『画話耳鳥齋』などの版本を加え、その画業の全貌を明らかにした。加えて、与謝蕪村らによる人物戯画、さらには漫画の元祖とでも言うべき鳥羽絵本をも加えて、大坂の戯画の系譜を鮮明にした。滑稽な世相を鋭く抉り出して、風雅の領域にまで昇華させた数多くの作品が、笑いの町大坂の原点であることを明らかにした。これこそ近代漫画(岡本一平など)、そして現代のアニメーションの源流というべきである。
|