研究課題
基盤研究(C)
ワーズワスの作品において、ステイツマンと呼ばれる湖水地方の小自営農民に重要な役割が与えられているが、彼が提示する農民像と現実の農民には齟齬があった。これまでこの齟齬の由来は、彼の政治信条の右傾化などと絡めて研究されてきたが、納得のゆくものではなかった。本研究では、彼の農民像には共和主義の農民観が影響を与えていることや、彼がなぜそうした農民観に依拠したのかを究明し、齟齬が生じた理由を明らかにした。
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山形大学紀要(人文科学)
巻: 第17巻第2号 ページ: 121-139
110008151176