研究課題/領域番号 |
21520261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
藤吉 清次郎 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (80238625)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ホーソーン / 奴隷制廃止運動 / 人種表象 / ムカジー / モリソン / 白人中産階級社会 / スレイヴ・ナラティヴ / 黒人奴隷制 |
研究概要 |
19世紀の奴隷制問題や人種問題がホーソーン文学にいかなる影響を与えたかを検証した。その際、ホーソーンの『緋文字』と、現代の黒人作家トニ・モリソンやインド系アメリカ人作家バハラティ・ムカジーの作品とを比較考察することによって、ホーソーンがスレイブ・ナラティヴを利用していること、またホーソーンの『緋文字』が密かに人種的混淆の問題を取り扱っていることを明らかにし、ホーソーンの物語が当時の人種問題に密接に関係し、言い換えるとこの作家の文学がいかに人種表象に依存しているかを指摘した。
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