研究課題/領域番号 |
21520274
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
|
研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
石倉 和佳 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (10290644)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ロマン主義 / 科学史 / 二つの文化 / 王立協会 / 想像力 / 科学教育 / 科学制度 / イギリス教育制度 / ヴィクトリア期 / イギリス文学 |
研究概要 |
本研究は、イギリス19世紀に推進された科学研究や科学教育の制度化が、文芸作品やその価値判断にどのような影響を与えたかを考察したものである。19世紀初頭のロマン主義期には、科学研究に見られる知的探求の力を、社会を変革する力として肯定的にとらえ、詩と科学の融合を詩的ヴィジョンとして追及することが様々になされた。本研究ではこの融合のヴィジョンが、コールリッジの批評やキーツの詩作においては屈折を余儀なくされたこと、英国学術振興協会の活動など科学研究の専門化の進行とともに、作品が生み出された時代の科学や社会の関心を文学の価値とは切り離して捉える傾向が次第に顕著になったことを明らかにした。
|