研究課題/領域番号 |
21520310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
安西 眞 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90143320)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ヨーロッパ / アジア / イリアス / 古典文学の社会的価値 / ホメロス / 口承詩 / ギリシアと異言語者 / ヘシオドス / 英雄社会 / 文化の伝承 / 古典文献学 / 『イリアス』 / 和辻哲郎 / 民族概念の歴史性 / ヨーロッパという「概念」 / 民族概念と古典 / 口承叙事詩 / 共同概念としてのヨーロッパ / ホメロス研究における分析論 |
研究概要 |
『イリアス』はギリシア最古の叙事詩である。ルネサンス以降の「ヨーロッパ」人は、ギリシアを文化的な「父」と設定し、ヨーロッパという概念の中核として使った。そのことはギリシア最古の叙事詩研究を長期にわたって盛んなものとしてきたが(もちろんヨーロッパで)、同時に、同叙事詩理解を妨げてきたことも否めない。本研究は、研究代表者が、ヨーロッパ文化伝承の外にあるという自覚をもってすれば、従来ヨーロッパ人であるが故に理解を妨げられて部分に光があてられる、ということを示そうとした。その成果は着実に上がりつつある。
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