研究課題/領域番号 |
21520333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
坂本 貴志 山口大学, 人文学部, 准教授 (10314783)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヘルメス的伝統(ヘルメス主義) / ドイツ近代 / シラー / ゲーテ / カント / ヘルメス的伝統 / 近代的宇宙観 / レッシング / ハイネ / 崇高論 / 宇宙論 / アタナシウス・キルヒャー / ヨーロッパ近代 / イシス / 新プラトン主義 / ホフマン / フロイト |
研究概要 |
ヘルメス的伝統の思想的な核心が、世界、自然、あるいは宇宙全体を唯一神の無限に多様な表出と見る考え方にあることを明らかにした。ルネサンスの末期に起こった宇宙観の革命は、ヘルメス的伝統に新たなる展開の可能性を与えた。その具体的な展開は、もはやヘルメス的伝統の名前で呼ばれることはなかったが、思想的な核心を継承しつつ、ドイツ近代においてもなされた。批判期前のカント、レッシング、ゲーテ、シラー達は、宇宙を含む世界全体とその中に生きる人間存在を総体的に了解しようとして、この伝統を新たに変奏した。
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