研究課題/領域番号 |
21520713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
加藤 久美子 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (80252203)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | シプソンパンナー / 西双版納 / 写本 / タイ族 / 東南アジア史 / タイ / タム文字 / ウー・ヌア / ウー・タイ / タイ国文字への翻字 / 王権 / 社会 / 歴史 / 史料 |
研究概要 |
現在の中国雲南省南部に 1950 年まで存在したシプソンパンナーというタイ族政治統合は、王の直轄国ムン・ツェンフンを中心に、ムンと呼ばれる小国が連合した政治統合であった。本研究では、その性格をタイ語写本を史料として再検討し、以下の新しい研究成果を得た。 (1)ムン・ツェンフンが高位の称号を与えたムンは、(1)ツェンフン年代記に15世紀前半までに現れる、相対的に古くて自律性の高いムンと(2)18世紀前半に清朝から高位の土司職を与えられるまではほとんど注目されなかったムンとに二分される。 (2) 王やムン・ツェンフンに対する貢納・徭役においては、課税対象としてタイ族・非タイ族は区別されず一括して「パイ・ムン」と呼ばれ、また貢納と徭役も区別されず一括して「グアット・ツァオ」と呼ばれていた。
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