研究課題/領域番号 |
21520785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
小金澤 孝昭 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70153517)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 生態系サービス / 食育 / 食文化 / 環境保全農業 / 農村空間 / 耕作放棄 / 持続発展教育 / いぐね / 集落機能 / いぐねの学校 / 東日本大震災 / 防災教育 / 中山間地域 / 農山村振興 / 里山 / 高齢化 / 生態系-サービス |
研究概要 |
生態系サービスを活用した地域農業の振興については、(1)供給サービス(2)文化サービス(3)調整サービスを組み合わせた研究を行なった。事例地域としては、秋田県湯沢市、宮城県名取市、山形県金山町、福島県西会津町を取り上げて調査を行なった。福島県西会津町では、高齢化のすすむ山村集落の地域活性化のために、地域住民の活力をいかに組織するかが課題となった。その調査結果、第一に耕作放棄を防止する方法として親族の労働力を活用する農業支援交流システムの可能性を明らかにした。第二は地域住民のモテイベーションを高めるための共通課題として、食文化への関心を高めた。具体的には食文化博覧会を開催して、地域内の資源に対して地域住民の関心を高めるシステムを開発した。第三は、地域住民が交流しあい、また地域外の交流人口を活用する拠点作りを行なった。西会津町については、農業振興と地域への交流人口の導入を行なう方向性を整理することができた。 東日本大震災への対策については、津波の被害を受けた仙台市と名取市の集落農業を活性化する方法を検討した。まず第一に、仙台平野の津波被害の実態と屋敷林の防災効果について調査を行なった。その成果については、東北地理学会で報告した。第二は名取市の大曲集落の復旧復興を実践した。復旧活動では、水田の瓦礫処理や復旧イベントのひまわりまつりの実施などを運営した。復興のための地域農業振興策では、仙台地域の都市住民の交流人口力を活用した貸し田んぼ農業の運営システムの開発を行なった。
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