研究課題/領域番号 |
21530010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
佐野 誠 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (90202100)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人権の起源 / 信教の自由 / 権利の章典 / イェリネク / ヴェーバー / ヴァージニアの権利の章典 / イギリスの北アメリカ植民地 / ゲオルク・イェリネック / マックス・ヴェーバー / ロジャー・ウィリアムズ / 「アメリカ合衆国憲法」修正第1条 / アメリカ諸州の権利章典 / アメリカ合衆国憲法修正第1条 / フランスの人権宣言 / エルンスト・トレルチ / 教会とゼクテ |
研究概要 |
本研究の目的は、人権の起源としての「信教の自由」説が妥当かどうかを歴史的に検証することである。検証の結果、以下の4点が明らかとなった。(1)「信教の自由」を人権の決定的な起源と見なすことはできないこと、(2)世界最古の人権規定であるヴァージニア「権利の章典」の法制化過程では、「信教の自由」条項が最後まで決着のつかなかったこと、(3)アメリカ諸州の「信教の自由」の名宛人は、全人民ではなく、プロテスタントであったこと、(4)アメリカの人権の起源という点では、信教の自由だけではなく、人民が武器を保持・携行する権利も考察対象とすべきことである。
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