研究課題/領域番号 |
21530341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
米山 秀 首都大学東京, 大学院・社会科学研究科, 教授 (80158542)
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研究協力者 |
THOMAS Olding University of Winchester, Palaeography, Lecturer
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教区簿冊 / 近世 / 市民(フリーマン) / 住民台帳 / 小農 / 徒弟 / 徒弟登録 / 日雇 / 奉公人 / 兵役簿 / ライフサイクル・サーヴァント / ライフタイム・サーヴァント / ライフサイクル / ライフタイム / ラスレット / 経え規模 / 賃金労働者 / 農業奉公人 / 穀作地域 / 牧畜地域 / 家族農業 / 農業類型 / 教区薄冊 / 10月結婚 / 賃銀労働者 |
研究概要 |
本研究の目的は、経済史上もっとも古典的な研究テーマの一つである農業賃金労働者の形成過程を、農民層分解論としてではなく賃金労働者の家族史として考察することにあった。すなわち小農民の土地所有の分解論としてではなく、若い男女の独身の奉公人が、小農民になるかその世帯内に奉公人のまま生涯包摂されるというライフサイクルの在り方が、若い奉公人の大半が結婚して賃金労働者となるというライフサイクルの在り方へ変化する過程として住民台帳で捉えることにあった。本研究においては、こうした想定を研究史の再構成によっていくつかの具体的な仮定にするとともに教区簿冊や住民台帳類でその検証を試みた。その結果、本研究の範囲内では賃金労働者家族自体の増加は直接的には検出できなかったが、短期奉公人(ライフサイクル・サーヴァント)は決して近世イギリスの奉公人の一般的な特徴ではなく、賃金労働者の結婚前のライフサイクルの特徴であり、しかも近世後半に急増したという形で、農業賃金労働者家族の形成過程が間接的には論証されたといえる。
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