研究課題
基盤研究(C)
グローバル化した競争において、日本企業はよいものを安く生産することを経営方針として品質・コスト・納期のいずれにおいても高い競争力を持つに至った。本研究は、こうした日本企業の競争力の背景にある原価計算制度とコスト・マネジメントの関連を解明することを目的とする。研究の結果、日本企業がコストを原単位(経営資源の物理的消費量)とレート(当該経営資源の1単位当たり単価)の積で算定し、製品開発や生産においてコストの情報を直接的に活用するコスト・マネジメントではなく、原単位の情報を活用した原単位管理によってコスト・マネジメント(特に、原価維持活動と原価改善活動)が行われていること、他方、欧米企業では原単位よりもレートの削減によって原価低減を目指す傾向が強く、グループ調達、アウトソーシング、分社化などの経営手法を用いてレートの削減を図ること等が明らかにされた。
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原価計算研究
巻: Vol.36, No.2
會計
巻: 第176巻第5号 ページ: 132-142
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會計 176(5)
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